1. カタンってどんなゲーム?
カタンは、無人島「カタン島」を舞台に、資源を集めて島を開拓していくボードゲームです。プレイ人数は3〜4人(拡張で5〜6人)、1ゲームはだいたい60〜90分です。
カタンの盤面。六角形の地形タイル19枚で島をつくり、家(開拓地)と道(街道)を建てて広げていきます。
ゲームの目的はとてもシンプル。
勝利条件:誰よりも早く 勝利点 10点 を集めた人の勝ち!
勝利点は、開拓地や都市を建てたり、特定のボーナスを獲得したりすると増えていきます(詳しくは9章)。
登場する5つの資源
タイルの地形ごとに採れる資源が違います。どの資源も大事ですが、序盤は木材・レンガ、終盤は小麦・鉱石の重要度が上がります。
2. ゲームの準備と初期配置
盤面をつくる
- 六角形の地形タイル19枚を並べて島をつくります(毎回並びが変わるので、同じゲームは二度とありません)
- 砂漠以外のタイルに数字チップ(2〜12、7を除く)を置きます
- 砂漠タイルに盗賊コマを置きます
初期配置 — 実は一番大事な時間
その前に、カタンで一番大事な仕組みを押さえておきましょう。
超重要:開拓地はタイルの角(交差点)に建てます。そして置いた交差点のまわりのタイル(最大3枚)から資源がもらえます。つまり「どの交差点に置くか」=「この先ずっと何の資源が入ってくるか」が決まる、ということ!
交差点は3枚のタイルが接する点。この開拓地は森・畑・丘陵に面しているので、5・6・9のどれかが出るたびに木材・小麦・レンガが入ってきます。
この仕組みを頭に入れたうえで、各プレーヤーはゲーム開始前に開拓地2軒と街道2本を盤面に置きます。置く順番が特徴的です。
- 1軒目:1人目→2人目→3人目→4人目の順に、開拓地1軒+街道1本を配置
- 2軒目:今度は逆順(4人目→3人目→2人目→1人目)で、開拓地1軒+街道1本を配置
- 2軒目の開拓地に隣接するタイルの資源を1枚ずつ受け取ってゲームスタート!
配置順は「行って戻る」スネーク方式。後の人ほど2軒を連続で置けるので、順番の不利が小さくなる仕組みです。
🎲 初期配置シミュレーター(無料)で練習する実際の盤面を再現して、どの交差点が強いか確率で確認できます
距離ルール — 開拓地はくっつけて建てられない
開拓地は、他の開拓地・都市(自分のものを含む)から道2本分以上離れた交差点にしか建てられません。すぐ隣の交差点(✕)はNG。初期配置のときからずっと適用されます。
サイコロの出やすさを知っておこう
タイルの数字は「サイコロ2個の合計がその数になったら資源ゲット」の意味。合計ごとの出やすさは山型になります。
サイコロ2個の合計の出やすさ(36通り中の割合)。6と8が最強、2と12はめったに出ません。7は盗賊(5章)。
ここで勝負の半分が決まる! 初期配置では「出やすい数字」に面した交差点を選ぶのが超重要。どこが強い場所か迷ったら、
初期配置シミュレーターで確率を見ながら練習できます。
3. 手番の流れ(毎ターンやること)
自分の番が来たら、次の3ステップを順番に行います。
- サイコロを2個振る
出た合計と同じ数字のタイルが「収穫」。そのタイルに隣接する開拓地・都市を持つ人は全員資源をもらえます
- 交易する(任意)
他のプレーヤーと資源を交換したり、銀行と交換したりできます(6章)
- 建設する(任意)
資源を支払って、街道・開拓地・都市を建てたり、発展カードを買ったりします(4章)
例:サイコロの合計が「8」。8のタイル(森)に面した赤の開拓地は木材1枚、青の都市は木材2枚ゲット!自分の手番じゃなくても資源がもらえるのがカタンの面白いところ。
やることが終わったら「終わり」と宣言して、左隣の人に手番が移ります。交易と建設は、資源がある限り何回でもOKです。
「7」が出たら要注意! 資源はもらえず、盗賊イベントが発生します(
5章へ)。
4. 建設コスト早見表
建設コストまとめ。この組み合わせはゲーム中ずっと使うので、まずこれだけ覚えればOK!(各プレーヤーに配られるコスト表カードにも書いてあります)
| 建てるもの | 必要な資源 | 効果 |
| 🛤️ 街道 |
木材レンガ |
開拓地を建てる場所への道をつなぐ。最長交易路の対象 |
| 🏠 開拓地 |
木材レンガ小麦羊毛 |
1点 隣接タイルから資源1枚もらえる |
| 🏰 都市 |
小麦小麦鉱石鉱石鉱石 |
2点 開拓地をグレードアップ。資源が2枚もらえる |
| 🃏 発展カード |
小麦羊毛鉱石 |
騎士・勝利点などいろいろ(7章) |
都市は「新しく建てる」のではなく、自分の開拓地を置き換えてグレードアップします。収穫が2倍になり、勝利点も1点→2点に!
- 街道は自分の街道か建物につながる辺にしか置けません
- 開拓地は自分の街道がつながっている交差点+距離ルールを満たす場所に建てます
5. 盗賊とバースト — 「7」が出たら
サイコロの合計が7のときは資源の収穫がなく、代わりに次のことが起こります。
- 手札チェック:資源カードを8枚以上持っている人は全員、半分(端数切り捨て)を選んで捨てる
- 盗賊を移動:7を出した人が、盗賊コマを好きなタイルへ動かす
- 1枚うばう:移動先のタイルに隣接する開拓地・都市を持つプレーヤーを1人選び、その人の手札からランダムに1枚もらう
盗賊(黒いコマ)を砂漠から「8」の森タイルへ移動!このタイルは盗賊がいる間ずっと資源を産出しません。さらに隣接する青プレーヤーから手札を1枚うばえます。
🔥 バースト — 手札8枚以上で「7」が出たら半分没収
上の①で起こる「資源カードを半分捨てる」ことを、カタンではバーストと呼びます。初心者が一番よく泣くポイントです。
バーストの条件:「7」が出た瞬間に資源カードを8枚以上持っていること。
サイコロを振った人だけでなく、その場の全員がチェック対象です。自分の手番じゃなくても関係なく没収されます。
捨てる枚数は半分(端数切り捨て)。7枚以下ならセーフ、8枚で4枚没収、9枚でも4枚没収…と、奇数枚のほうが1枚おトクです。何を捨てるかは自分で選べます。
| 手札の枚数 | 捨てる枚数 | 手元に残る |
| 7枚以下 | 0枚(セーフ) | そのまま |
| 8枚 | 4枚 | 4枚 |
| 9枚 | 4枚 | 5枚 |
| 10枚 | 5枚 | 5枚 |
| 11枚 | 5枚 | 6枚 |
| 12枚 | 6枚 | 6枚 |
バーストを避ける3つのコツ:
- 手札は7枚以下をキープ。これが大原則。8枚目に手が届きそうなら、その手番のうちに使い切りましょう
- 使い道がなければ交易に回す。銀行と4:1で交換したり、他プレーヤーと交換すれば枚数が減ります
- 「7」は一番出やすい目。36通り中6通り=6回に1回は来ると思って、貯め込まないこと(2章のグラフ参照)
6. 交易(トレード)
カタンの醍醐味は交渉!自分の手番中に、次の2種類の交易ができます。
① プレーヤー間の交易
- 「レンガ1枚と小麦1枚、交換しない?」のように、手番プレーヤーと他のプレーヤーの間で自由に交渉できます
- レートも自由(1:1でも2:1でもOK)。ただし「タダであげる」のは禁止
- 手番プレーヤーを介さない、他プレーヤー同士の交換はできません
② 銀行との交易
基本はいつでも4:1。海沿いの港に開拓地を建てるとレートが良くなります(一般港3:1、専門港は指定資源のみ2:1)。
| 条件 | レート |
| いつでも誰でも | 4:1(同じ資源4枚 → 好きな資源1枚) |
| 一般港(3:1)に開拓地がある | 3:1 |
| 専門港(2:1)に開拓地がある | 指定資源のみ2:1 |
7. 発展カード
小麦羊毛鉱石 の3枚で1枚購入できる、山札から引くカードです。
⚔️
騎士
14枚
盗賊を移動して1枚うばう。使った枚数は最大騎士力の対象
🏆
勝利点
5枚
1点。こっそり持っておき、勝利宣言のときに公開
💰
独占
2枚
資源1種を宣言し、全員からその資源を全部もらう
- 発展カードは買ったターンには使えません(勝利点カードは例外で、10点に達するなら即公開OK)
- 使えるのは1ターンに1枚まで
- 一度使ったカードは場に公開したまま。手札には戻りません
8. 2大ボーナス
🛤️ 最長交易路 2点
途切れずにつながった自分の街道が5本以上で、かつ全プレーヤー中最長の人が獲得。他の人がより長い道をつくったら、そのタイルは移動します(同数では移動しません)。
赤の街道が5本連続でつながった!→「最長交易路」タイル獲得で+2点。青が6本つなげたら奪われます。
⚔️ 最大騎士力 2点
騎士カードを3枚以上使用し、かつ全プレーヤー中最多の人が獲得。こちらも抜かれたら移動します。
2点は大きい! ボーナスの奪い合いは終盤の大逆転要素。ただし奪い合いに資源をつぎ込みすぎて本体(開拓地・都市)がおろそかになるのは初心者あるあるです。
9. 勝利点まとめ
| 得点源 | 点数 |
| 🏠 開拓地(1軒につき) | 1点 |
| 🏰 都市(1つにつき) | 2点 |
| 🛤️ 最長交易路 | 2点 |
| ⚔️ 最大騎士力 | 2点 |
| 🏆 勝利点カード(1枚につき) | 1点 |
たとえばこんな組み合わせで10点になります。
🏰🏰 都市×24点
🏠🏠 開拓地×22点
🛤️ 最長交易路2点
⚔️ 最大騎士力2点
合計 10点 → 勝利!🎉
合計が10点に達したら、自分の手番中に「10点です!」と宣言して勝利。隠していた勝利点カードもここで公開します。
10. 初心者が勝つための4つのコツ
- 初期配置に全集中。6・8のタイルは最強、5・9がそれに次ぎます。
- 5資源をなるべくカバー。初期配置2軒で5種類の資源にできるだけ触れておくと、序盤の交渉で困りません。
- 手札は7枚以下をキープ。8枚以上で「7」が出るとバースト(半分没収)。資源はためこまず使い切りましょう。
- 交渉を楽しむ!黙っていると勝てません。「小麦余ってない?」と声をかけるだけでゲームが動きます。相手を勝たせすぎない範囲でwin-winの取引を。
🎲 初期配置シミュレーターを開く実際の盤面を入力して、強い場所を確率で確認しよう
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